「理解されにくい人のSOS」

夏休みです。

私たちの子どもの頃のように、

外で暮れるまで遊び続けるということはなかなか難しいこの時代の夏の暑さ。

ほんの少しの時間でも、外遊びに付き合ってやるのは命がけであります。

やっぱり私は図書館が好き。

涼しいし、静かだし、本がいっぱいあるし。

何か興味のある本を引っ張ってくると、うちの子たちでも座って読み入っています。

それで先日もまた図書館へ行ってきました。

そしたら、気になる本が並んでいました。

大変興味深いタイトルでした。

なかなかステキなタイトルなんです。

まずはその本たちを紹介します。

聞こえにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

聞こえにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

 

 

学びにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

学びにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

 

 

見えにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

見えにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

 

 

体を動かしにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

体を動かしにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

 

 

理解されにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

理解されにくい人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

 

 

被災地の人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

被災地の人のSOS (知っておきたい障がいのある人のSOS)

 

 たまたまいちばん読みたかった⑤の「理解されにくい人のSOS」だけが

なかったわけですが、気になったので⑤以外のすべてを借りて帰ってきました。

 

少しくどくなるかもしれませんが、それぞれの本の目次をお見せしたいと思います。

 ①聞こえにくい人のSOS

   1.はじめに

   2.どうして、耳が聞こえにくくなる?

   3.耳が聞こえにくい人のSOS

   4.街に出て調べてみよう

   5.耳が聞こえにくい人のSOSを体験してみよう

   6.耳が聞こえにくい人の経験を聴いてみよう

   7.SOSを出している人に手をさしのべよう

   8・耳が聞こえにくい人に「役立つ情報」

   9.おわりに

 

 ②学びにくい人のSOS

   1.はじめに

   2.どうして、学びにくくなるの?

   3.学びにくい人のSOS

   4.街に出て調べてみよう

   5.学びにくい人のSOSを体験してみよう

   6.学びにくい人の経験を聴いてみよう

   7.学びにくい人も、社会参加を!

   8.学びにくい人に「役立つ情報」

   9.おわりに

 

 ③見えにくい人のSOS

   1.はじめに

   2.どうして、目が見えにくくなるの?

   3.目が見えにくい人のSOS

   4.街に出て調べてみよう

   5.目が見えにくい人のSOSを体験してみよう

   6.目が見えにくい人の経験を聴いてみよう

   7.目が見えにくい人も、社会参加を!

   8.目が見えにくい人に「役立つ情報」

   9.おわりに

 

 ④体を動かしにくい人のSOS

   1.はじめに

   2.どうして、体が動かしにくくなるの?

   3.体を動かしにくい人のSOS

   4.街に出て調べてみよう

   5.体を動かしにくい人のSOSを体験してみよう

   6.体を動かしにくい人の経験を聴いてみよう

   7.体を動かしにくい人も、社会参加を!

   8.おわりに

 

 ⑤理解されにくい人のSOS

   1.理解されにくい人について考えてみよう

   2.理解されにくい人のSOS

   3.街に出て調べてみよう

   4.理解されにくい人のSOSを体験してみよう

   5.SOSを出している人に声をかけてあげよう

   6.理解されにくい人のための働く場

   7.理解されにくい人からのメッセージ

 

 別巻:被災地の人のSOS

   1.障がいのある人は「陸前高田」をどう描いたか?

   2.被災した障がいのある人たちの今は?

   3.障害のある人たちからのSOS

   4.障がいのある人のSOSを減らすために

 

写真や絵が多く使われていて大変見やすく、文章も簡単で読みやすくもありました。

それぞれの場所や場面などが大変イメージしやすい内容で、

読み手の、過去にあったような…感じたような…と、ピンとくるエピソードを

引っ張ってきてくれるようなそんな文章でもありました。

おそらく⑤は同じように発達障がいについて説明されていると思うのですが

①~④と別巻を見ながら、読みやすいなぁ、分かりやすいなぁと感じつつ思ったこは、

頭の固い大人(例えば配慮をお願いしてもなかなか理解してくれず、自分のやり方を

信じて変えてくれないベテランといわれる域の先生)であっても、

この本でなら新しい発見をしてくださるのでは…という期待でした。

なかなか理解してもらえない人にも、新たな気付きがこれらの本を読むことで

得られるんじゃないかな…って思ったんです。

…甘いかな(^^;)

この本で理解を促してみてお願いしたい配慮を…とか、伝わりやすくなるのでは…

と思い、勢いのままに紹介させていただきました。

読まずして紹介してしまうという無責任さ…すみません…

ただ、シリーズの他の本から見ても探して読んでみる価値はあるはず…と感じました。

 

発達障害に関してだけでなく、シリーズで紹介されているそれぞれの障害については、

障害という言葉を使わずにそれらが説明されていていることで、

多くの人がそれぞれの感覚で持っている「障害」の認識の違いからくる先入観から

誤解や偏見のないかたちで障害について知ることができるのではないかと思います。

子ども向けの本なのかもしれませんが、そういった意味でも多くの大人にも

読んでもらえるといいなと思うシリーズでした。

知らないことから生まれる偏見や差別はあると思います。

子どもたちにも読んでほしくって、他に借りた本と並べて置いておきました。

正しく知って先入観に縛られず、あれ?ひょっとしてSOS?…と想像を

膨らませられるようなものの見方、感じ方ができるようになるといいなと思います。

 

 

 

 

 

 

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