弟クンのこと

弟クンは兄クンの3歳下です。

現在1年生。

弟クンは診断は受けてはいませんが、一度受診だけはしています。

その受診のきっかけは兄クンの受診。

兄クンのことが分かってから、弟クンにある気になる部分もそうなのかも…と思い、

2人一緒に受診の予約をしました。

どんな部分が気になってたかと言うと、おそろしく頑固な部分。

これは強いこだわりなのか…と思ったのです。

とにかく一度言い出したことは曲げられずやめられず

こちらがそれを良しとしない場合、根気よく抵抗していたんです…根気よく。

引き換えにどんなにメリットのある条件を出しても、長時間放置しても

ダメなんです。

途中、おそらく何のために抵抗しているのかも、何やってるのかも

分からなくなってるんじゃないかとも思える様子で

”抵抗をする”ことに全身全霊でエネルギーを消耗している感じです。

遊びたい物や乗りたい物、食べたい物など、同じようなものがいくつか並んでいても

自分がターゲットにしたものを得られないという流れになると

…始まるんです(*_*)

まただ…とこちらはため息です。

隣にほぼ同じようなものがあっても、「こっちがだめなら、じゃぁこっち。」とは

ならないんです。

行く、行かない…やる、やらない…等々でも始まるんです(*_*)

そんなことが、2歳くらいから年少くらいまでに強く出ていました。

保育園入園に際し、親子で大きなエネルギーと時間を費やしたこともありました。

(この出来事も、また紹介させていただきます。)

兄クンのことを担任に気付かされたのが、弟クンが年少のとき。

それから受診の予約をして、初診は年中の秋でした。

そのころは、そんなことが少し落ち着き始めているころでした。

兄クンについては、すぐに発達検査の日程も決まりトントンと進んだのですが

弟クンについては、常勤の心理士がいなくてすぐの実施が難しいとのことで

最寄りの児相で発達検査をして結果を知らせてくれとのことでした。

その病院で小児発達外来は当時開設したばかりだったので

まぁそんなこともあるのか…

でも兄クンはすぐできるのに?…

まだ小さいから急がないから?…

といろいろ思いはありつつも、初診帰宅後すぐに児相へ問い合わせました。

数字だけでなく詳しい結果を…と病院から言われたので

主治医への結果を詳細に文書で…とお願いしたのですが

児相側は「前例がない」といった感じで、

詳細にコメントはするが、文書では無理とのことでした。

病院から「児相で検査を…」の流れから、児相ではこんなリアクション…

やっぱりなんかおかしいか?と戸惑いましたが

詳細なコメントを必死でメモしてまとめ、病院へ届けました。

再診での診断…あ、診断はなかったのですが

「弟クンは心配ないですよ。1歳半から3歳までであまり褒められる経験がなく

 育ったんじゃないですか?今は環境が変わってきて、回復途中なのでは

 ないですかね。」と。

「ただ不安の強いときはよく様子を見てあげた方がいいと思います。

 何か相談したいことが出てきたら、その都度受診でいいですよ。」と。

 ”1歳半から3歳までであまり褒められる経験がなく育ったんじゃないですか?”で

   虐待…ってことだろうか?私のしてたことは虐待?弟クンに虐待?

   そう!1歳半から仕事復帰して間もなくからイライラ!ガミガミ!

   仕事から帰宅しては子どもたちを怒鳴り散らし、

   寝顔を見ては涙する日々…だった。

職歴④ - キラキラ、ヒカル。

   こちらでも書きましたが、とくに弟クン出産後の仕事復帰からが

   私のストレスがまさにオンパレードな時期で、

   子どもたちへの悪影響を考え退職したのですが、

   弟クンの1歳半から3歳って、まさにこの期間!

   ひたすら兄クンにブチ切れて怒鳴り散らしてた記憶が強いのですが

   …記憶には少ないのだけど、まだ小さな弟クンにも厳しすぎることを

   すごくキツくぶつけていました。

   さらに弟クンは、私が兄クンに怒鳴り散らしている様子を見ることも

   辛かったに違いない。怖かったに違いない。

もう、弟クンに申し訳ない気持ちでいっぱいなりました。

その場で泣き崩れそうなのを、必死でこらえました。

あの頑固さも、こだわりも、入園で苦労したのも、私のせいだった。

長いこと苦しませてしまった…。

ただ、私は退職してからいろんな本を読み、いろんなかかわりを試み、

子供中心の生活を心がけているところでした。

いっぱい認めて、いっぱい褒めて、急かさず、寄り添って…と。

それまでを償うかの気持ちで絵本の読み聞かせを毎晩していました。

入園に際しても大変だったわけですが、先生もそんな弟クンに寄り添ってくださり

弟クンにはたくさんの自信をつけてくださいました。

”今は環境が変わってきて、回復途中なのではないですかね”の言葉にも

退職からこれまでの関わりで、この流れで、弟クンの心の傷を癒やしていけると

救われるような気持ちにもなりました。

ショックと安堵を同時に受けて、なんとも説明のしようのない複雑な心でした。

 

それから2年経ち、現在…。

受診時気にしていたような点は、性格かな…くらいのものとなり、

入学時、担任に受診に至るまでの経過も伝え、様子を見守ってもらっているのですが

とくに大きな問題、気になる問題はないとの1年。

…が、母は感じるのです。

AD/HD要素を。

大変色濃く、その要素を感じるのであります。

最近ちょっといろいろ考えております…。

 

再度受診とか。

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